接客のための「やりなおし英会話」 5つの大切なポイント

超初心者編
midori
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今回から、新コーナーをスタートします。

接客で英語を使えるようになりたい。でも、どこから?

1から、いっしょにやっていきましょう!

筆者プロフィール
家電量販店勤務の現役販売員。免税コーナー近くの売場を担当したことから、英語での接客対応の必要性に迫られ英語のやり直しを決意。訪日外国人への接客機会が増えたにもかかわらず、家電量販店ならではの接客フレーズがなかなか探してもわからなかった過去の経験から、自分たちの現場で使える英会話フレーズをまとめて紹介したいと思い、2020年7月ブログをスタート。
店員
店員

外国からのお客様がレジに来たんだけど、なんて言ったらいいのかわからなくて・・・

店員
店員

簡単な英語でいいから、伝えたい。

でも、どこから覚えたらいいの?

今回は、そんな店員さんに、接客のために英会話をやりなおす時に大切なポイントを5つご紹介します。

接客のための「やりなおし英会話」 5つの大切なポイント

1.話したい!その気持ちが成長の糧!

私が英語をやりなおそうと決めたのは、40代後半。英語ができないことにずっとコンプレックスを抱えていました。中学一年レベルの英単語も忘れてるレベル。

実際、その頃、ネットで英単語テストをしたところ、1000単語もあやしいところでした。中1英単語も怪しかったです。

店員
店員

今の私の英単語レベルってどのくらいかな?

英語の語彙力の測定テスト~英単語のボキャブラリーレベル計測試験~ - Weblio
英語の語彙力を測定するためのテストです。選択式の設問に答えていくことで、英語のボキャブラリー(覚えている英単語量)のレベルを計測します。

↑こちらのサイトで無料で診断できます。

接客現場には、数年前と比べて確実に外国からのお客様が増え、簡単な英語でも対応が求められるシーンが日に日に増していました。

何となく、相手が言ってる英語の単語が聞き取れる?聞き取れない?でも、身振り手振りもあわせると、

midori
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こんなこと聞いてるのかな?

一生懸命、片言の英単語で伝えても、発音が悪いのか、通じたり通じなかったり・・。もどかしい日々が続きました。

お客様
お客様

何言ってるのかな?

このコンプレックスは、私の自信のなさ・・にもつながっていて、話せるようになりたいと強く思うようになっていました。コンプレックスがなければ、そもそも勉強しなおそうとは思わなかったかもしれません。

米語の発音が聞き取りやすい

日本の英語教育の大半がアメリカ英語(米語)です。また、ハリウッド映画の人気もあって、普段私たちがよく聞いている英語はほとんど米語。そのため、それ以外の国から来た方の英語は「イギリス英語」「インド英語」「フィリピン英語」「オーストラリア英語」など国と地域で発音や単語、表現などにも結構違いがあって米語しか聞いたことがないと、他の地域から来た方の英語では知ってる単語すら聞き取れないということがよくあります。

これはお互い様で、通じないことを恥じることはない!と今は気がつきましたが、当時は通じないことに落ち込むことも多かったです。何が言いたいのか、場合によっては単語を書いてもらえばわかるということもあります。訛りについては、米語以外の地域の映画やドラマ、ニュース番組など幅広く聞くようになってくると、次第に耳も慣れて来て聞き取れるものが増えていきました。

2.伝えたい!その気持ちが何より大切!

きれいな英語が話せたら素敵ですが、何よりも大切なのは伝えたい!という気持ちです。

私がびっくりしていたのは、お店のレジをしているお姉さん達です(同世代です)。英語はほとんど話せない。片言?なんですが、接客できているんです。

日本語と片言の英単語で、「パスポート、プリーズ」「これこれ、ワランティ。キープ。」「サイン。ここ。ヒアヒア。」「OK。OK。」「サンキュ。サンキュ」で、免税業務ものりきってます。そして、外国の方もめっちゃくちゃ笑顔で「Thank you!」って帰っていってます。たくましいです!

店員
店員

パスポート、プリーズ!

店員
店員

サンキュ。サンキュ。

そうなんです。そこからのスタートで全然いいんです!

そこから、肉付けしていきましょう。

笑顔で「伝えたい!」その気持ちが大切なんですよ。

3.あなたを助けたい。それは言葉の壁を超えて伝わる!

あ、あのお客様、困ってる。

ある日、雨の日、買い物に連れだってきたフィリピンからの船員さん達、手に傘を持って店内を歩かれていました。お会計を済ませ、「Thank you!」と帰られた後、レジのそばに赤色の傘が残っていました。

しばらくすると、慌てた顔で走ってくるお客様。

何か言いたそうですが、察知し「アンブレラ!」とカタカナ発音でしたが言ってみると、お客様の顔はそうそう!ってパーっと顔が安堵の表情に変わりました。

「Thank you!」を何度も言いながら、赤い傘を持って帰っていかれました。


他の日、これは違う階の別のレジのお姉さんの話ですが、中国からの団体のお客様。こちらも船乗りさん達。一人がお買い物、お会計をしている間に、見てると他のお連れさまがトイレに行きたかったのでしょう。皆トイレに行ってしまいました。

お会計が終わって一人取り残されたお客様。「あれ?皆どこ?」と言う顔をされ、店内を探されはじめました。

それに気がついたお姉さんは、お客様を追っかけていって、トイレの方を指して「トイレ。トイレ。行った。」と言ったそうです。それで、お客様にも意味が通じたようで、トイレで仲間と合流し、ほっとされていたといいます。そして、その後走ってレジまで戻って来て、声かけたお姉さんとは違うお姉さんに「Thank you!」って言って満面の笑みで去っていったそうです。(日本人の顔の区別がつかなかったんでしょうね)

そうなんです。流暢な英語とか話せなくても、気持ちは伝わるんです。

4.簡単な言葉から、覚えて、使おう!

英語が流暢に話せなくても、何とかなる!と言うことはお分かりいただけましたでしょうか?

だって、英語は私たち日本人、昔に子どもだった世代でも中学高校と6年間は一応勉強しています。1がOneワンとか赤がRedレッドとか本がBookブックとか、こんにちはがHelloヘロゥとか知ってるんですよ。全くの無知ではない。

ただ、今の現役の学生世代と違って会話重視の授業ではなかったので、喋れない。発音だって日本人の先生だったし(英語の発音はカセットを使って数回聞かせる程度)、文法とかもなんか難しくてわかんなかったし、英単語をただただ覚えてテスト受けたり、なんか長文読解ってのさせられたし・・。でも、今だに話せないし・・。聞き取れないし・・。

そう何かが違ってたから、話せないし、聞き取れないし。英語がわかんない。

でも、とりあえず、そんなこと文句言っても仕方がないのですよ。現場では、必要に迫られているんですから。(今のコロナが落ち着いたら、また、外国からのお客様も戻ってくると思います。思いますし、そうなって欲しいです。)

そう。だから、簡単な言葉から覚えていきましょう。

挨拶。Goodグッ morningモーニン.とか Helloヘロゥ.とか、さすがに誰でも知ってるんです。言えるんです。(発音は違ってても。でも大丈夫、日本人のほとんどは日本語なまりの英語で発音してるから。何が大丈夫かって、日本に来ると大抵その日本語なまりの英語を聞くので、その辺りは聞き取ってくれる)

でも、SirサーとかMa’amマームとかつけてます?


店員
店員

Hello, sir.


いらっしゃいませ。

Hello, sir. / Hello, ma’am. / Hello, there.

挨拶に関するフレーズ集はこちら


接客時に「ちょっとお待ちください」ってシーン、多いですよね。

Just aジャスタ momentモーメン, pleaseプリーズ.


店員
店員

Just a moment, please.


少々お待ちください。

Just a moment, please.

「少々お待ちください。」

お待ちくださいに関するフレーズ集はこちら


を、まず一つ覚えればいいんです。待てって言われたんだな。って伝わりますから。

実際の現場で使う可能性が高いものから、覚えれば良いんです。そして、実際に覚えたものから、実践で使いましょう。

5.そして、基礎からやりなおす

そう、そしてやっぱり基礎は必要です。

と言うのも、決まり文句は丸暗記で良いんですが(挨拶とか、返答とか)、段々、それだけでは通用しなくなります。基礎なしでは、応用も効きません。とっさに言い換えることもできません。

あ、あ・・、こんな時どうしたら良いの?っていう壁が次々と襲って来ます。

このブログを見てくださる皆様は、きっと少なからず現場で英語を求められることがある方だと思います。

やりなおし英会話。現場で起こっている、起こった実話等も交えながら、階段を上がっていくように勉強していきたいと思います。私自身が、英語をやりなおすにあたり役立ったアプリや書籍、Youtubeなども紹介していきたいと思います。今の時代、高い教材とか要りません。留学しなくても勉強する方法はいくらでもあります。

私たちが手にいれたいのは、お客様とのやりとりのための英語です。

「サンキュ。サンキュ。」からのスタートで良いんです。

おまけでもう少し英語がわかるようになったらさらに嬉しい。そんなところを目標に、やっていきます。

いっしょに、勉強していきましょう。

次回から、実際の現場のお話を盛り込みながら、やっていきます。

それでは、今日はこの辺で。

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